2014/11/20

10月FOMC議事録(2014年)

10月28~29日開催分のFOMC議事録が発表されました。

  • インフレ期待の低下を警戒する必要がある。
  • 低金利の継続に関して、一部メンバーは「相当な期間」の文言削除を要請。
  • その他のメンバーは「相当な期間」は有用であると判断。
  • 海外の経済動向の議論において、参加者はドル高の進行とともに欧州、中国、日本のいくぶん弱い経済見通しや下振れリスクの増大を指摘した。
  • しかし、多くの参加者は最近の動向が国内経済に与える影響が極めて限定的である可能性が高いと見ている。

10月のFOMCでは、「相当な期間」低金利を維持するという文言が変更されるかについてマーケットは注目していました。結果は変更なしでしたが、議事録によると、一部のメンバーは文言の削除を要請し、その他のメンバーは文言は有用であると判断したとあるので、それについての議論があり、結果的に残しておいたほうが有用であるという結論になったようですね。

他の10月のFOMCのポイントは、これまで「労働市場のたるみ」を指摘してきたFOMCが、「労働資源の未活用が徐々に減少してきている」と労働市場への評価を上方修正したことでした。この点についてマーケットはタカ派的な内容と判断したのですが、議事録にはタカ派的な内容はみられず、思った以上にハト派的だったと映ったようで、議事録発表後ドルは若干売られたようです。

10月のFOMC議事録は、内容的には想定内だったものの、タカ派的なトーンはみられず若干ハト派的なものという印象をマーケットに与えた結果になりました。