2015/02/19

1月FOMC議事録(2015年)

1月27-28日に行われたFOMCの議事録が発表されました。

  • "辛抱強い"の削除は、利上げ予想時期を過度に狭い範囲に狭める可能性と多くが判断。
  • 多くの参加者は、ゼロ金利がより長引くとの判断に傾いている。
  • 数人の参加者は、ドルが一段高となるリスクを指摘した。
  • 多くの参加者は、海外の弱さが悪化すればリスクとなると判断。
  • 強いドルは輸出の持続的な足かせになると予想。

1月のFOMC声明では、「政策判断では国外の展開を考慮する」と国際情勢についての言及があり、また低インフレへの言及もあって利上げ先送りのサインではという見方がありました。一方で、経済活動について景気判断を引き上げ、労働市場も堅調ということで、内容的にはタカ派的なものという見方も多くありました。

議事録では、「多くの参加者は、ゼロ金利がより長引くとの判断に傾いている」と想定されたよりもハト派的な内容でした。

利上げについて、これまで経済指標の結果次第ということを強調してきましたが、「海外の弱さが悪化すればリスクとなると判断」と国際情勢についても考慮するというのは、1月のFOMC声明の通りです。

利上げ前には"辛抱強い"という文言を削除することになるわけですが、削除することによって利上げ予想時期を過度に狭い範囲に狭める可能性があることを懸念しているということでした。

また、ドル高についても言及しており、ドルが一段と強くなることで輸出の足かせになることを懸念しているということでした。議事録発表後はドル円は売られたようです。

今回の議事録を受けて、ハト派的な内容だったとしながらも、FOMC投票権を持つラッカー・リッチモンド連銀総裁、ロックハート・アトランタ連銀総裁、ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁が年央の利上げを見込んでいることもあり、利上げは6月近辺という予想は動かないという見方が多いようです。