2015/04/30

4月FOMC声明(2015年):利上げ時期の言及なし

昨日、4月FOMC声明が発表されました。

  • さらに労働市場の改善が見られ、インフレが中期的に目標の2%に向かうとの合理的な確信が持てた時、金利引き上げが適切であると予想。
  • 第1四半期以降、経済活動は緩やかなペースで拡大するとともに、雇用も目標に向かって改善していくと予想。
  • FOMCはFF金利の誘導目標を0.0%から0.25%の範囲で維持する期間の決定に関して、2%のインフレと最大雇用の目標に向けて実現かつ予想される進展を評価する。
  • 冬季の経済成長の減速は一過性の要因を一部反映。
  • 雇用の伸びは緩やかになり、失業率は安定したまま。
  • 広範な労働市場の指標は労働資源の未活用が変わらないことを示唆。
  • エネルギー価格の下落や非エネルギーの輸入価格の低下が一部影響してインフレは長期的目標を下回り続けている。

前回の3月FOMC声明では、「4月の会合でFF金利を引き上げる可能性は低い」と4月の利上げを否定していましたが、今回のFOMC声明では、そうした時期に関する内容はなく、あくまで指標次第ということでした。このため、6月利上げは否定されなかったということで、6月利上げの可能性は残ったという見方があるようです。マーケットも、昨日発表された第1四半期GDP速報値が事前予想+1.0%だったのに対し+0.2%と弱い結果だったのを受けてドルが売り込まれていたのが、声明発表後はドルは買い戻されたようです。

経済成長について、減速は一過性の要因を一部反映したものとしながらも、「雇用の伸びは緩やかになり」「広範な労働市場の指標は労働資源の未活用が変わらないことを示唆」と労働市場の評価を下方修正したことから、6月利上げはなく、9月あるいは12月までずれ込むという見方もあるようです。最近の指標はさえないものが多いので、こちらの見方の方が多いようです。