2017/01/05

12月FOMC議事録(2016年)

昨年の12月13~14日開催分のFOMC議事録が昨日発表されました。

  • 幾人かの参加者は今のところ緩やかな利上げペースが適切との認識を示した。
  • 多くの参加者がより速い利上げが必要となる可能性があると判断。
  • 下振れリスクにはドル高や海外の弱さが含まれる。
  • 大方の参加者はトランプ政権下での財政政策により、経済の上振れリスクがあると予想。
  • 強いドルがインフレを抑制と幾人かが判断。
  • 参加者は、将来の財政出動の時期や規模、その他の経済策に関する不透明さを強調。

新年はドル高・株高で始まり、トランプ政権への期待感は継続しているようですね。新年早々ですが、昨年の12月FOMCの議事録が発表されました。

12月FOMCでは、1年ぶりに0.25%の利上げが決定されました。同時に発表された2017年末のFF金利見通しでは、2017年はこれまでの利上げ2回の想定から3回へ引き上げられていることが示されました。しかし声明ではこれまで通り、「経済状況はFF金利が緩やかな引き上げのみ正当化すると予想」とあり、変化はありませんでした。議事録でも「幾人かの参加者は今のところ緩やかな利上げペースが適切との認識を示した」とのことでした。

一方、12月FOMC声明後のイエレンFRB議長の会見では、「FF金利の経路は非常に控えめな調整」「経済政策の詳細判明に伴って調整が必要になる」とあり、議事録では「多くの参加者がより速い利上げが必要となる可能性があると判断」と述べられており、トランプ氏の経済政策によっては予想よりもより速いペースでの利上げの可能性があるということのようです。

「参加者は、将来の財政出動の時期や規模、その他の経済策に関する不透明さを強調」というのは、イエレンFRB議長の会見でも「経済見通しの不確実性は高い」と述べられていましたが、まだトランプ氏の政策の詳細が明らかになっていない現時点では、不確実性が高く、不透明にならざるを得ないということのようです。

トランプ次期大統領の就任式は1月20日に行われますが、それまでは"トランプ氏待ち"の状態が続きそうです。