2018/02/22

1月FOMC議事録(2018年)

1月30~31日開催分のFOMCの議事録が発表されました。

  • 最近の米経済の景気拡大は、さらなる緩やかな利上げを正当化。
  • 多くの参加者は12月時点から成長率見通しを上方修正。
  • 多数の参加者は、リスクはバランスしていると判断。
  • 数人の参加者が景気見通しに上方リスクを警戒。
  • 数人の参加者がイールドカーブを注視することが重要と指摘。
  • 最近の物価指標は2018年のインフレ率の上昇を示唆、中期的には2%前後で推移する可能性。
  • インフレが目標に達しないリスクがかなり高いと一部参加者が指摘。
  • 金融市場の不均衡が実体経済に及ぼす影響を注視すべきとの見解。

1月FOMC議事録発表時の地合いは、1月FOMC声明発表時の地合いとすっかり変わってしまって円高傾向ですが、1月FOMCは、円高のきっかけとなった1月雇用統計前のものになります。

「最近の米経済の景気拡大は、さらなる緩やかな利上げを正当化」と、1月FOMC声明で入れられた「さらなる」という文言が議事録でも入っており、一段の利上げが実行されるともとれる内容と思われます。

また、「多くの参加者は12月時点から成長率見通しを上方修正」とあり、トランプ大統領が打ち出した税制改革によって成長率が上振れする可能性によって、多くの参加者は景気に対し強気の見通しを持っているようです。

インフレに対しては、「最近の物価指標は2018年のインフレ率の上昇を示唆、中期的には2%前後で推移する可能性」と楽観的な見通しを示しており、「インフレが目標に達しないリスクがかなり高い」と見ているのは一部の参加者にとどまるとのことで、インフレについても強気の見通しの参加者が多いということと思われます。

1月FOMC議事録発表後は、さらなる緩やかな利上げが行われる姿勢が確認されたとして、国債利回りが上昇したようです。

ただ、1月FOMCはイエレン氏最後のFOMCであり、3月FOMCからはパウエル新FRB議長による新体制でのFOMCが始まるので、次回の3月FOMCにさらに注目が集まるものと思われます。