2018/04/12

3月FOMC議事録(2018年)

3月20日~21日開催分のFOMC議事録が発表されました。

  • 大規模な財政政策が成長を今後数年促進。
  • 参加者全員がインフレはここ数カ月で上向いていると指摘。
  • 多くの参加者がインフレ見通しにより大きく確信。
  • ほとんど全ての参加者が緩やかな利上げが適切と判断。
  • 見通しは利上げ加速を正当化と多くの参加者が判断。
  • 貿易戦争は下振れリスクと参加者の大多数が判断。

3月のFOMCは、パウエル新FRB議長の初のFOMCで、0.25ポイントの利上げが行われました。

年3回利上げ予想は維持され、そのため若干タカ派傾向は弱めかという声も一部にありましたが、3月FOMC議事録では、「見通しは利上げ加速を正当化と多くの参加者が判断」とあり、年4回利上げも視野に入るという見方が多いようです。

「大規模な財政政策が成長を今後数年促進」「参加者全員がインフレはここ数カ月で上向いていると指摘」「多くの参加者がインフレ見通しにより大きく確信」などと、経済、インフレ見通しに対する自信がうかがえるものだという指摘がマーケットにはあるようです。

一方、「貿易戦争は下振れリスクと参加者の大多数が判断」と、貿易戦争に対する懸念も示され、トランプ大統領の政策による先行きの不透明さを表してもいるようです。

全体的には、前述のとおり、経済・インフレへの自信や利上げ加速への言及などタカ派的と言えるかもしれません。

また、ハト派のダドリー・ニューヨーク連銀総裁は6月で退任し、後任に中道タカ派よりのウィリアムズ・現サンフランシスコ連銀総裁が6月18日に就任するので、今年中盤以降はますますタカ派色が強くなるかもしれません。

トランプ大統領は、最初に吹っ掛けておいて妥協点を探すという作戦を多用するようなので、貿易戦争が回避されて懸念が払拭されれば、年4回利上げの可能性もあるといえるかもしれません。